今日の利益よりも明日の利益を考えられますか?

貯蓄をするときに、1年で5%増えるというものと、2年で20%増えるというものがあれば、2年の方を選ぶ人の方が多いでしょう。人はお金について合理的、理性的に考えるのが普通です。多くの人は、「自分は常に合理的に考えている」と考えています。ところが、実際には合理的に考えられない人が多いために、富の差も生まれます。 同じ収入なのに、海外旅行に頻繁に出かけられる人と、国内旅行しかできない人に分かれます。貧乏なのに、年に何度かフランス料理を食べられる人もいます。月に10万円しか収入がないのに、1万円を寄付できる人もいます。どこで違いが出るのでしょうか?

<今日の利益より明日の利益を考えられるか>

「1年後に10ドルもらうのと、1年と1日後に11ドルもらうのと、どっちがいいですか?」と尋ねると、ほとんどの人が、11ドルの方を選びます。たった1日の違いで1ドル余分にもらえるのであれば、1日くらい待つのは苦ではありません。長期的視点で見たときには、多くの人が合理的な判断をします。

中には、「1日でもはやくもらわないと気が気ではない」という人もいます。「1ドル余分にもらえると思って待っている間に何が起こるか分からない」と考える人です。とても猜疑心や警戒心の強い人、悲観的な人ですが、まれにはそういう人もいます。

<今日については、理性よりも情動ということもあります>

「今日10ドルもらうのと、明日11ドルもらうのと、どっちがいいですか?」と尋ねると、多数の人が「10ドル」を選びます。わずか1日待てば1ドル増えることがわかっていても、今日を選んでしまいます。短期的視点では、合理的判断ができなくなるということです。

同じ人でも、短期的な問題となると理性的な判断よりも情動的な判断をする傾向にあります。日々の生活においてはこうした傾向を自分が持っていることに気をつけて判断をしていけば、無駄遣いを減らすことに繋がります。自分の誤りを冷静に自覚できるかどうかが、ポイントです。

今日の10万円よりも明日の11万円を選べるような姿勢をもてれば、支出を抑制しつつ上手にお金を使えるような判断が身につくことでしょう。

Copyright© あなたは何にお金を使いますか? All Rights Reserved.