資産はどうやって運用すればいい?

ある程度の資産を持っているならば、かならず頭を悩ませることになるのが資産運用の問題です。マンションを買って貸し出す、不動産投資、投資信託に株やFXなど様々な方法がありますが、極論すれば「確実な資産運用の方法などない」ということになります。

土地は絶対に下がらない、という幻想が弾けたのがバブルです。海外への投資は、日本人には思いもよらない理由で値動きするケースもあります。株の長期運用などは確実性が高いと言われていますが、それでもリーマン・ショックのような世界的株安が起こった場合、損切りせずに持ち続けられる人はどれだけいるでしょうか。いずれの方法にもリスクはあり、リターンに見合うかどうかは個々で判断するしかありません。

<安定、安全のゴールドも絶対ではない>

比較的安定性が高い「安全資産」と呼ばれるのが、ゴールド(純金)です。ゴールドへの投資は、とくに金融や株の動きが不安定なときほど見直される傾向にあります。例えば、2001年に発生した911米国テロにより、金融市場などは大混乱に陥りましたが、金は安定してその価値を高めていきました。市場の評価という実態のないもので価値が決まる貨幣と違い、現物が存在するからこその価値を持つのがゴールドです。

しかし、金融不安に強いという反面、金融市場が好調なときは値下がり傾向になるのが、ゴールドの特徴です。これは、金融、ドルなどの資産が堅調な場合は、実物資産であるゴールドはあまり必要とされなくなるからです。

この辺りは経済学の範疇になるので詳しくは説明しませんが、ゴールドの価値は安定しやすいものの、絶対でもありません。また急激に値動きすることも少ないので、暴騰することも少ないし、価値が減少した場合は元の価値に戻るまで、元の価値以上に値上がりするまでも長期間かかってしまいます。

<株、FXに初心者が手を出しても大丈夫?>

投資と聞いて思い浮かるのは株ですが、こちらは数十万からでも運用することは可能なので、お試しのつもりで「全額失ってもいい」と思える範囲で手を出してみるのはアリでしょう。大きく儲けることを狙わずに、ちょっとでも値上がりしたら売るような運用を続ければ、初心者であってもプラスにすることは充分に可能です。もちろん安定している企業の株を、延々持ち続けるような運用だってできます。

一方で、一勝負で資産以上の借金を負ってしまう可能性もあるFXは、おすすめできません。FXには投資した金額以上の額をやり取りすることもできる"レバレッジ"があるため、例えば10万円しか投資していないのに、100万円分のやり取りをすることもできてしまいます。値上がりした場合は大きなプラスになりますが、値下がりした場合は実際に持っている金額以上のマイナスを精算するよう求められる、ということがザラに起こります。

また、ある一定額以上のマイナスが出た場合は、強制的に決済させられる「ロスカット」というシステムもあります。これと先ほどの「投資分以上のやり取りが可能」というシステムが組み合わさることで、数十万しか投資していないのに数百万、数千万の負債ができてしまうこともあります。株以上に危険の大きい、ハイリスクな投機となるので、初心者が迂闊に手を出すことは避けたほうがいいでしょう。これが"FXはギャンブル"と言われる理由でもあります。

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