ブランド品を買いあさるのは何故?

「毎日買いまくっていて、収拾がつかないほどだ」といっても、もしそれが、「10円のアメ玉」ならば、大して問題にはならないでしょう。買い物依存が問題になるのは、支出額が大きいからです。どうして高いものを買ってしまうのでしょうか?

<大統領夫人は買い物依存>

「人民の、人民による、人民のための」と演説したリンカーン大統領。奴隷制度を廃止した偉大な政治家です。彼の妻メアリー・トッド・リンカーンは、大の浪費家だったそうです。弁護士としても成功し夫が多額の収入を得るようになると、妻のメアリーは浪費家として活躍。経済観念が全くなく、嫉妬深く、家庭生活そのものは悲惨なものだったといわれています。作家のカーネギーは「リンカーンの暗殺よりも、家庭生活の方が悲惨だった」と酷評しています。

ケネディ大統領夫人の、ジャクリーン・ケネディ・オナシスも同様、大変な浪費家で大統領の怒りをかったとつたえられています。

二人に共通するのは、とても大きなストレス下にあったこと。どちらも夫が大統領になる前までは浪費家ではなかったそうです。夫が忙しくなり頼れる相手がいなくなると、物を買うことに救いを求めるしかなくなったのかもしれません。

<だんだんエスカレートするもの>

買い物依存症は、最初は金額も高くはなく、頻度も少なかったものがだんだん増えていくものです。女性は夫に甘えるものですが、「女性の自立」が叫ばれる時代になると、なかなか素直に甘えられなくなります。社会的にある程度認められるような仕事をしている人、ビジネスマンとして活躍する人や、医師、弁護士など「先生」と呼ばれるような人は、なおさらです。

人に甘えることが許されない状況になると、物に依存するしかなくなる人もいます。人によっては、アルコールや薬物、ギャンブルに向かう場合もあるでしょう。

最初は日用品の浪費だったものが、次第に大きな物にかわります。アクセサリーやブランド物などを買うようになると、財布の中身を超えてでも買わなければならないほどになってしまいます。デパートに行ってブランド物を次々買い、店員から優しくしてもらえたり、あがめられたりするのが気持ち良い。そうなると「買うことそのものが目的」になり、必要ないものまで購入するという状況になってしまいます。

買い物依存症の行き着く先がブランド物なのは、値段が高いために「買った」という実感が得易く、お店でちやほやされるからです。

買い物依存には自覚症状がありますので、早期に医師に相談して改善すべきです。女性でも高額の限度のカードを持てる時代ですので、気づいた時には返しようのない金額になっていることもあります。大統領夫人ともなれば別ですが、経済的な、また精神的な負担が大きくなれば人生は台無しです。早めに専門家に相談するべきでしょう。

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